
先日のダブル世界タイトルマッチは、
(WBC世界フェザー級タイトルマッチ「同級1位・ファン・カルロス・ブルゴスVS長谷川穂積」
&WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ王者ビタリ・タイベルトVS粟生隆寛)
これぞ世界戦と呼ぶにふさわしい白熱した打撃戦となりました。
結果は、ご存じの通り、
日本人7,8人目の2階級制覇王者が誕生!!
10/26付当ブログのタイトル通り、
【今、日本ボクシングが熱い!】をまざまざと見せつけてくれました。
いや、それにしても・・・、
長谷川穂積のボクシングは、
凄かった!!!
必殺「カエル跳び」でおなじみ!?輪島功一のボクシングに魅せられ
それ以来、ほとんどの日本人世界タイトル戦を見続けてきたものとして
先日の長谷川選手の試合は、これまでのどの試合とも違う、
異様な迫力を感じました。
とにかく、はじめから相手を倒しにいくという決意が、ヒシヒシと伝わってきて、
これまでのスピードとキレで勝負する長谷川選手のスタイルとは全く違う。
勝つこと以上に倒すことにこだわった結果でしょう。
まさに鬼と化した長谷川選手の気迫が、25戦全勝で乗り込んできたブルゴス選手を
呑み込んでいきました。
全勝の実力を十分見せてくれたブルゴス選手でしたが、
相手が悪かったというしかありません。
亡き母親への想いが、あのような戦いを生み出したのだと思います。
多分、次戦からはもう少し冷静に・スピードを活かしたボクシングに戻るのだと思いますが、
それにしても、素晴らしい戦いであり、勝利でした。
一方の粟生隆寛選手。
相手の王者ビタリ・タイベルトもさすがアテネオリンピック銅メダル選手で、
アマ・プロ通じて一度もダウンがないなど、テクニック・タフさと全てにおいて一流のボクサーでした。
その相手に完勝したのですから、さすがに“天才”とうたわれた粟生選手です。
これで、日本にはWBA(内山高志)とWBC、二つのスーパーフェザー級チャンピオンベルトが。
これも凄いことです!!
中量級のベルトですからね。かつては考えられなかったことです。
内山選手も強いですから・・・、どうなっていくのでしょうか!?
このクラスは強いといわれる選手がゴロゴロしていますから。
さて、2階級制覇が話題となっている日本ボクシング界
特に、飛び級で二つ上げて(バンタム→スーパーバンタム→フェザー)勝利した長谷川選手。
素晴らしい挑戦であり、お見事な勝利でした!!
しかし、先日、アジアの英雄、いや、世界のスーパースター、
マニー・パッキャオ選手が6階級制覇を達成しています。
WOWOWでご覧になりましたか!?
11/13 WBC世界スーパーウェルター級王座決定戦
マニー・パッキャオ VS アントニオ・マルガリートの一戦!!
もともとウェルター級からスタートしたマルガリートとの体格差は歴然!!
普通に考えたら、何と無謀な挑戦かと思われるところですが、
この男・マニー・パッキャオは、違います!!
圧倒的なスピードとパンチを的確に当てる天性のカン、
そして、“度胸”がハンパではありませんでした。
相手のマルガリート選手の試合もずっと見てきましたが、
相当タフで打たれ強く、ねちっこい、イヤな相手です。
そんな相手をレフェリーストップ寸前にまで追い込んでしまったパッキャオ選手。
なによりも彼の凄いのは、
戦う相手がすべて最強とうたわれる相手であること。
6階級制覇するために優しい相手を選んでいるわけではないというところ。
本物です!!!
さて、
長谷川選手と粟生選手
これから同階級で防衛を続けていくのももちろんアリでしょうが、
二人の戦いぶりをみて、
3階級制覇を目指すのもアリだと思いました。
マジで、まだまだイケる!!
そんな素晴らしい試合でした。
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ちなみに、
マニー・パッキャオ選手は6階級制覇といいますが、
実質は、フライ級からスーパーウェルター制覇までの10階級飛びであります!!
もはや化け物ですね!!?

以上
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