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古畑 淳士の競馬と気まぐれコラム

日々感じたことの記録と競馬予想を少々・・・

映画「アバター」 感想

ジェームズ・キャメロンが「タイタニック」(97)以来12年ぶりに放つ、デジタル3DによるSF超大作。
アバター
その2Dと3D版の両方を見てきました。

まずは2Dと3Dの感想から。
今回が初めての3D体験でした。
現代は【】と【青】のセロファンではないのですね・・(;´▽`A``
少し大きめのゴーグルみたいなやつを装着して鑑賞します。
私はメガネを着用しているので、その上にさらにゴーグルです。
これには慣れるまで30分位?かかりました。
このタイムロス!?
映画の冒頭から集中したい私にとっては、厳しい試練です。
3Dメガネ、もう少し小さく軽くならないものでしょうか・・・。
 しかも、なんか汚れていたし・・・、
さらに装着すると、画面は若干暗めになりますので、
色の美しさは、完全に2Dに軍配が上がりました。

現代の3Dは、映像が飛び出してくるのではなく、
奥行きを感じさせるものだということも初めて知りました。
確かに“奥行き感”があり、3Dを十分堪能させていただきました。
その技術には圧倒されますね。
(ゴーグルの件を除けばですが・・・)
2Dと3Dどちらでも十分楽しめますが、
どちらも観てみたくなるというのが私の率直な感想です。

さて、
ストーリーは、いろいろ言われておりますね。。
古典的なストーリーであるとか、勧善懲悪の単純な話みたいな・・、
ただ考えてみれば、現代の映画のストーリーなんか
邦画も洋画も、どれも過去の作品に似たようなものがあるわけですから、
純粋なオリジナルを求める方がもう無理な話なんでしょうね。
特に総製作費300億円以上の超大作ともなると、失敗は許されないでしょうから
誰もが安心して観られるような無難でかつ説得力のある物語を創るとなると
“古典的なストーリー”となるのは致し方がないと思うのです。

逆に言うと、(-_☆)
何度も繰り返される“古典的なストーリー”にこそ、真実がある!!
といえます。
真実そして普遍的なテーマであるからこそ、多くの監督は、同じようなストーリーになっても
その映像化にチャレンジするのでしょうし・・・、
あとは、いかに物語として斬新でなおかつ娯楽性を持たせていくのか
監督の力量が試されるわけです。

キャメロン監督の凄さは、
ストーリー自体にあるわけではなく、
そのストーリーをどう映像化して、どんなテンポで、どう見せていけば
私たち観客を喜ばせることが出来るのかを知りつくしていて、
さらにそれを実現してしまうところにある!!
いかにストーリーが斬新であっても、
それだけで皆がキャメロン監督になれるわけではないのは、
まさにそこに差があるのだと思うのです。

まあとにかく、「アバター」の映像は凄かった。
惑星パンドラの生態系、先住民ナヴィ、そのすべてにリアリティがありました。
キャメロン監督の「こだわり」を見せつけられました。
唯一残念だったのは、
「人類」の描き方。
キャメロン監督の苦手な部分なのかもしれませんね・・・、
そこに、リアリティが感じられなかったのは私だけでしょうか!?

いずれにせよ、劇場で観てこその「アバター」です。
ぜひ大型スクリーンで鑑賞してみてください。

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