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古畑 淳士の競馬と気まぐれコラム

日々感じたことの記録と競馬予想を少々・・・

筑紫哲也さんが懐かしい

今日、三軒茶屋のTSUTAYAで新書を購入しました。

若き友人たちへ -筑紫哲也ラスト・メッセージ』筑紫哲也著 集英社新書

そういえば、NEWS23、観ていたなぁ~・・・、
筑紫さんの【多事争論】懐かしいなぁ~・・・、
なんて思いながら、
本書を手に取りパラパラめくっていきました。

文章を読んでいくうち、
何か・・・!?
筑紫さんがスタジオからこちらに向かって話しかけているような気になってきました。
あの声が、
そして、晩年の少し“くぐもって聞きづらい”しゃべり方まで、
鮮明に浮かんできました。

この本は、筑紫さんが語りかけてきます。

敵も味方も大勢いた人でしたが、

今の時代に、瞬間に、
筑紫さんが何を想い、何を語ってくれるのか、
無性に知りたくなりました。

筑紫さんなら何ていうのだろう・・・?


それほど、今、テレビの情報番組で、ニュースで、
自分の言葉で語る人は居なくなってしまった!!
そう思います。

たとえば、世論調査の結果をみれば、その結果に何の疑いも持たず
それが“すべて”“正しい”とばかりに「世論??」の側に立って語る方々ばかり。
そこには、各人の個性も感性も思想も何にもないようにうつります。
すべてのチャンネルはいつもひとつの方向を向いている。

だから、つまらなくなった。

つまらなくなるだけならまだいいのかもしれません。

生きづらくなった。
年々生きづらくなっていくと思う。

だって、違う感性を持つもの、違った視点を持つもの、
そういった世論調査で多数を占めるものとは別の感じ方をしているものは、
何も言えなくなっていくから・・・。

何も考えないで生きていくか!?
それとも、自分は違うと思ったら、それを主張して生きていくか!?
・・・、
自分は違うと思っても、それを隠して生きていくか!?

筑紫さんなら、
もちろん・・・、
たぶん、

自分は違うと思ったら、それを主張して生きていくのでしょう!?

そんな筑紫哲也さんがとても懐かしい。


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