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古畑 淳士の競馬と気まぐれコラム

日々感じたことの記録と競馬予想を少々・・・

「死刑執行」半年でゼロ -気になるニュース-

「死刑廃止を推進する議員連盟(廃止議連)」のメンバーだった千葉景子氏が法相に就任し、死刑制度に注目が集まったが、昨年9月の就任以来、執行は一度もない。
 自公政権下の昨年7月、森英介前法相時代に執行されたのが最後で、現在の死刑確定者は109人に上る。(3/16 YOMIURI ONLINEより)

千葉法相は就任記者会見で、死刑執行について「法相という職責を踏まえながら慎重に考えていきたい」と発言したらしいけれど・・・。

“慎重に考えていきたい”って・・・、
何それ!??

日本は、「死刑制度」がある国であり、その判断を下すトップが、
いったい何を?
慎重に考える必要があるのでしょうか!?

私には理解できません。

もう既に判決は下されているのです。

死刑廃止を個人の希望として望んでおられるのなら、
千葉景子氏には今すぐ法務大臣を辞めていただきたいと思います。
彼女の希望や判断・思想は自由です。
しかし、同時に彼女は国の法務大臣として職務を全うすべき立場にあります。
そこに、自己の考えを持ちこむことはいかがなのでしょうか!?

私は死刑制度に賛成です。

世界では、死刑がある国、ない国があります。
特に最近、海外では死刑制度が廃止されているという話を聞きます・・・、
しかしそれは、その国の自由であると考えます。

日本では、「死をもってつぐなう」という世界観が
いまだに大きな違和感もなく受け入れられていると私は思っています。 

人として、犯してはならない罪を犯してしまった・・・、
その罪のつぐないとして、『死』を宣告される。
そうした心構えが、小さな頃から、日本人にはあると思うのです。
(例えば、何か悪いことしたら、“お前、そんな悪さしたら死刑になるぞ”と言われます)

「人が人の命を奪う刑罰はあってはならない」という意見もあります。

私は、まったく賛成できません。

なぜ「死刑」があってはならないのか?

加害者は、人の命を奪ったのです。
それも自らの強い意志で!
そして、人の命を奪っておいて、平然とし、
罪のつぐないを逃れようと悪あがきをしていたのです!!
殺された人は、
生きたくてももう生きられない。
どんなに希望ある未来を夢見ていたとしても、その夢は自らの手ではなく
他人によって、一瞬のうちに奪われてしまったという現実。

なぜ「死刑」があってはならないのか?

死刑廃止論者の方から、
私は、いまだ納得する話を聞いたことがありません。
死刑を廃止するだけの納得できる理由を・・・、
一度も聞いたことがありません。


加害者の反省、お詫び、後悔の念、つぐないの気持ちがあり、
今後、更生する可能性が十分にあると、裁判官に、そしてその遺族にも判断されれば、
情状酌量という選択肢はあってしかるべきだと思います・・・。
そして、それは、「死刑」制度と共存できると思います。


『死刑制度』唯一の問題は、「冤罪」にあります。

これはひどいことだと思います
本当に悲劇です。
実際過去には多くの悲惨な冤罪事件がおきています。
許されないことです。

しかし、
それとこれ、「死刑」制度とはまったく別の次元の話。

裁判の問題であり、“疑わしきは罰せず”、疑わしきは被告人の利益に」という
刑事裁判における大原則を忠実に実践していけばよい話なのであります。
(それが大変難しいことは承知していますが・・)

免罪が起きる可能性があるから、「死刑」という制度自体をなくさなければ・・・?
おかしな話です。

疑いようもない証拠によって捕まった加害者に対して、『死刑』という選択肢。

あってしかるべきだと、私は考えます。

※「死刑廃止」を宗教的な論点から論する人がいますが、
正直、そうした宗教的世界観に、日本は馴染むのでしょうか。

多種多様な宗教的世界観があるからこそ、
世界では、死刑がある国、ない国があり、
そして、それは、その国の自由なのだと考えます。

日本はどうか!??

私は死刑制度に賛成します。

だからこそ、
法務大臣という職責にありながら、自己の思想を優先しているという事実が非常に気になります。

私は、この一点において、
現政権を応援する気が失せてしまいそうで・・・。

その位大事な問題だと私は思います。

以上

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