
WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
WBCチャンピオンの長谷川穂積VSWBO3階級制覇王者(挑戦者)フェルナンド・モンティエルの一戦は、期待通りの緊迫した最高の試合でした!!
結果さえ違えば・・・。
まぁ、
そうはいっても・・・、納得のいくよい試合でした。
二人の高度なテクニック(フェイント)、駆け引き、
パンチ力、スピード、
ボクシングの醍醐味すべてが備わっていました。
一瞬たりとも目が離せない展開が初回から続きます。
実際、4R残りわずか9秒!?
もし、気を抜いて、トイレでも・・・、と、
フライングしていたら、
あの強烈なメキシカンの左ショートフックを見ることはできなかったでしょう。
試合は長谷川優位に動いていったと思います。
ただ、
なんだか、いつもの長谷川らしくないというか・・?
“焦って”いたように私には見えました。
もちろんそれは、相手の実力・強さを肌で感じたからこそなのかもしれませんが、
“勝ち”に急ぎすぎているようにみえたのです。
早く倒さなければ・・・、
長くなれば・・・、
やっかいになる!?
そんな焦りが!?
・・・、
分かりませんけれど。
惜しむらくは、
残り3秒、
左腕がロープに絡んだこと。
あれがなければ、もう少し顔をガードできていて、
レフェリーのストップ前にゴングが鳴らされていたのではないかって・・・、
・・・、
そんな不運もあるのがボクシングなんですが!!
まあでも、
久しぶりに、日本人による世界タイトルマッチで
緊張感のある素晴らしいボクシングを見せていただきました。
負けっぷりも潔いのがプロの選手ですね。
あの天才リナレスだって、1RKO負けですから!!
(亀田兄弟とは明らかに次元の違うボクシングでした)
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もうひとつの世界タイトルマッチ
WBCスーパーバンタム級チャンピオン西岡利晃VSバルウェグ・バンゴヤン
こちらは、序盤少し相手をなめてかかる西岡に対して
果敢に打って出るバンゴヤンという展開。
いくつか良いパンチをもらった西岡が5回ようやく本気を出したのか、
伝家の宝刀左ストレートを相手の顔面に合わせてのTKO勝利!!
順当な勝利でした。
相手のバンゴヤンはこれから楽しみな選手となりそうです。
さて、長谷川選手はこれからどうするのか!?
当然、階級上げての2階級制覇を目指してほしいと思います。
スピードと切れのあるパンチは、絶対上でも通用すると信じています。
しばらくは、ゆっくり静養して、また私たちに素晴らしいボクシングを見せてください。
以上。
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